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クルマと旅行と写真の日記。半分IYH記録簿

【雑記】Xマウントレンズを振り返ってみよう

書くことがないので同じネタpartIIです

一つ前に書いた、機材振り返りエントリーが意外と好評だったので、続けて富士フィルムXマウントレンズについて振り返ってみようと思います。前回のエントリーはこちらからどうぞ。

mikan-lognote.hatenablog.com


今回は購入順で書いていきたいと思います。


  1. XF35mm F2R WR
  2. XF60mm F2.4R Macro
  3. XF23mm F1.4R
  4. XF90mm F2R LM WR
  5. XF35mm F1.4R
  6. XF14mm F2.8R
  7. XF16-55mm F2.8R LM WR
  8. XF56mm F1.2R
  9. XF50mm F1.0R WR

……それにしたって、こんなにXマウントのレンズを買ってたんだなと自分でもびっくりしてます。遠回りしすぎな気もします。
XF60mm F2.4R Marcroに関しては、前回のエントリーで触れましたので今回は省略します。

XF35mm F2R WR

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X-T10を買ってXマウントデビューを果たしたものの、レンズがない。取り敢えず何か買おうとなって買ったレンズがコレ。理由は滅茶苦茶安かったから。
購入当時、新品で2.7万円ですよ……今の6割ぐらいのお値段です。たまたまamazonと某カメラ店が値段の競い合いをしていたので、それに乗っかる形で購入。確かに安かった。

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このレンズ、小さくて軽くて、T2桁やEシリーズにはドンピシャだと思います。そしてAFもステッピングモーターで軽快に動きます。それに加えて簡易防塵防滴仕様。普段使いにはもってこいのレンズだと思います。付属のフードが最高にカッコ悪いのを除けば、欠点らしい欠点もないレンズですね。オプションフードを最初からレンズに付属してくれと思ってたのは僕だけじゃないはず。買ったけど。

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作例を貼りたいのですが、このレンズで撮った写真がほとんど掲載不可な写真なので、この辺りでご勘弁下さい……w
描写としては非常に素直って以外の感想がないです。初めて手にするXマウント単焦点としてはイイ選択だと思います。あまり使わずこのレンズは売却してしまいましたので、写真がない。買値より売値の方が高かったのはここだけの話。

XF 23mm F1.4R

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35mm、60mmと手を出し始めてすっかりXマウントに嵌り始めたのがこの辺り。Blogを遡ると、この辺りでXマウントレンズのお迎え速度が急激に上がってます。で、広角がないのでコレを買おうと、特に何も考えずに購入。結果、自分が35mmが苦手だというのに改めて気付かされたレンズでもあります。

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初めて買った換算35mm単焦点で、どうにか使いこなしてみよう!と粘り強くあれこれ撮ってみたのですが、結局しっくりこなかったというのが本音です。絞ればなかなないい描写もしますけどね。

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XF23mm F1.4R、この画角のレンズでF1.4でボケ味はなかなか魅力のあるレンズだったなぁと思います。ただ自分が35mmになると頭が真っ白になってしまうので、撮ってる時は常に違和感がありましたね……ちょっと勿体ない。

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撮った枚数がかなり多いXFレンズのような気がしてます。Lightroomのカタログを見ても、試行錯誤の跡が見えました。

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このレンズを通して『自分に合うレンズと合わないレンズが確実に存在する』と痛感させられてばかりだったなぁと。いい勉強になりました。売却済み。

XF90mm F2R LM WR

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僕が現時点でも所有しているXFレンズ。XFレンズ群で、一番イイレンズはどれだ?と訊かれたら『XF90mm F2R LM WR』と即答するぐらいです。このレンズは本当に買って良かったと思えるレンズの一つです。超爆速AF、絞り開放からキレるけど、ちょっと絞ると呆れるぐらいにシャープ。それでいてボケ味も非常に良いレンズ。フジでポートレート撮るなら断然コレ!ってレンズですね。ほぼポートレートで使ってて、肝心の作例があまりないような気もします。

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その中でも、XF90mm F2R LM WRを買ってよかったと思えた写真はコレですね。これは本当に良いレンズですよ。

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こういう写真が簡単に撮れちゃういいレンズです。繰り返しますが、Xマウント単焦点でオススメなのはこのレンズです。

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遠景でもキレッキレ。使ってて飽きがこないレンズです。Best Choiceだと今でも言い切れます。

XF35mm F1.4R

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多くの方が、初めにXマウント単焦点レンズに選ぶなら?と挙げるのがXF35mm F1.4Rだと思います。が、僕の場合は『近くの店に新品未使用品が激安で落ちてたから』という理由で買ったんですよねコレ。なので、全然使ってないです……売るのも何か癪だから残してはありますが。

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決して悪いレンズではなく、いいレンズなのです。ただ、オイシイ描写をする絞り値が非常に狭く、これならXF16-55mmを使えばいいよねってなっちゃうんですよね。もうちょっと個性が際立つのならばまた違ったのでしょうが。繰り返しますが、レンズはイイんです。ただ突き抜けてないだけで。

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散歩に持っていくレンズって考え方ならば、一転いい具合なんですよね。ただ旅行や遠出だと結局使わないからって理由でお留守番組。そしてやっぱり換算50mm付近のレンズは自分に合わないと再び思い知らされたレンズなのでした*1

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X-Proシリーズとかを使う方には、ぴったりな相棒だと思います。レンズのルックスはいいですし。

XF14mm F2.8R

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XF90mmがイチオシと言いました。じゃ2ndは?と言えばこのレンズ、XF14mm F2.8Rですね。これは紛れもなく銘玉だと思います。直線がきれいに直線で描写されるのは、非常に気持ちがいいモンです。これにX-H1の手振れ補正を組み合わせると、ある程度の薄暗さなら三脚不要で撮れちゃいます。そんな作例が以下の写真。

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夜明けの淡路海峡大橋の一枚です。換算21mmは僕の広角焦点距離の決定版でもあるのですが、それは置いておくにしろ、直線の描写が大変に気持ち良いのです。

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こちらは京都瑠璃光院。このカットを撮れて、買って良かったなぁと思えるように。実はベストショットは他にあるのですが、ちょっと出せない写真なのでこれでご勘弁。

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こういう場所で振り回すのにも使えるレンズ。換算21mmは、場所をそんなに選ばないと思います。

XF16-55mm F2.8R LM WR

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この辺りからFlickrを使わなくなりました。お世話になったサービスでしたね。
それは置いといて、XF16-55mm F2.8R LM WR。デビュー当時は興味すらなかったレンズで、フジを使うなら全部単焦点だねとイキがってましたが、やっぱり旅行中にレンズ交換は面倒くさいという至極当然の結論に至るようになりまして。加えて着物を着てお出掛けが当たり前になってきて、余計にレンズをじゃらじゃら持ち歩きたくない、減らせるレンズがあるなら減らしたいという理由で購入。レンズキャップ同然になってたXF23mm F1.4R他を売り払って入れ替え導入。結果は大正解でした。X-H1に装着すると、まるでこれで1セット的な佇まいになります。

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X-H1の強力な手振れ補正があるから、ラフに撮れるレンズだと思います。これ、手振れ補正ないボディだとただの苦行になるような気もしますが。

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そつなく仕事をしてくれる優等生。それがこのレンズかなと思います。そして作例写真があまりない(出せない写真ばかりだ……)

XF56mm F1.2R

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XF60mm F2.4R Macroから56mmに乗り換え。初めての換算85mm単焦点です。そう、初めてのシリーズ……苦手焦点距離の登場です。僕はTwitterで公言してる通り、35mmと50mm、85mmが超苦手なのです。でも手を出して身体に馴染ませないと分からないよね!と半ば自分を強引に納得させて購入。ちなみに買った時点で故障してました。ガッデム。

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XF56mm F1.2Rで撮った写真でベストはと言えば多分これ。必死に換算85mmと仲良くなろうと試行錯誤してた気がします。ってか、試行錯誤中が一番いい写真撮れてる気がするんですよね。毎度のことながら。

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これもX-H1にくっつけて色々な所に出掛けました。絞り開放のAFがちょっと不安定&AF遅くて、それが使う上でのネックになってました。その不満が次のレンズに繋がっていきます。売却済み。

XF50mm F1.0R WR

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発売日に飛びついたレンズです。まさか自分がこれを買うなんて思ってもなかったです。F1.0のレンズ、それもミラーレス機でAFレンズ。これをX-H1に装着したら、フルサイズミラーレス機ですとハッタリ噛ます事すら出来るぐらいのボリューミー。正直滅茶苦茶重たいです。巷では作例ガーとか言われてましたが、手にして使い込んでみて納得。成程、レンズは使わなきゃ何も分からないというのがよーく分かるレンズです。触れて使って、使い込んでみなきゃ何も分からないという当たり前の事なんですけどね。忘れがちです。

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絞り開放でこの描写ですよ。このレンズは使ってて楽しい、そんなレンズです。線も凄く細いけど柔らかさもあって大変楽しいです。

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中距離描写も見事だと思います。F1.0だからって決して妥協した描写ではないと思います。

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F1.0だから、こんなに薄暗くても低感度で余裕で撮れます。そしてシャドーが粘る粘る。こういう描写のレンズは僕の大好きな点です。

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少し絞ればこのキレ味。買って大正解のレンズですねこれは。

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X-H1+XF50mm F1.0R WR

こういう具合で、テーブルフォトも向かい越しのテーブルショットなら撮れます。そして何よりボケ味が非常に印象的です。

ポートレートの作例ないじゃん!!て思った方は、取り敢えずこちらに掲載してあるので見てって下さい。

ganref.jp


そんな感じで振り返ってみました。結構遠回りしてしまったシステムだなぁとは思います。
次回はFマウントレンズ群の変遷、単焦点編をお送りしたいと思います。

*1:50mmに関しては昔AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gを買って即売却経験あり